さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
想像力(妄想力?)で時空を超え、哲学の世界に遊ぶ空想世界へようこそ!
今回は哲学の生まれた時点、古代世界まで時間をさかのぼって世界を眺めてみましょう。
哲学の始まりといえば、最初に挙げられるのは古代ギリシャの哲学者たちです。
誰を最初の哲学者とするかは意見の分かれるところですが、一例として挙げれば、哲学史に現れる最も初期の哲学者、
タレスは紀元前7世紀から6世紀なかばごろの人でした。
ですので、一般的にはこの年代が西洋哲学の発生点とされています。
もうひとつの哲学の潮流は古代中国で生まれました。
中国の長い長い歴史の中で、最も初期の哲学者とされる孔子が活躍したのはちょうどタレスと同じころ、紀元前6世紀ごろです。
そして古代ギリシャと同じように、これ以後先人の教えを受け継ぎ、あるいは反発して自分の学派を立てたりもしながら、
あまたの哲学者が活躍することになるのです。
紀元前6世紀というほぼ同じ時期に、まったく違う場所で哲学が生まれたというのはとても興味深いことです。
それが偶然だったのか必然だったのかは今となっては歴史の謎ですが、時を同じくして生まれた二つの思想を見比べることは、
東西どちらの哲学においても理解の手助けになるに違いありません。
ここでは二つの思想の共通点と相違点を比べていきたいと思います。
ただし普通に比較したのでは空想世界の意味がありません。
そこで最終的には、東西の相性のいい哲… 以上まえがきより抜粋