20分で読めるミニ書籍です(文章量13,000文字程度=紙の書籍の26ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。
自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。
是非、お試しください。
書籍説明
前書き
長い歴史の中でずっと悪人扱いされてきたが、近代に入って再評価された曹操。
正史では清廉で名望豊かな政治家、演義では神算鬼謀の策士である諸葛亮。
『三国志』の登場人物達は、現在に至るまで様々な解釈や評価を与えられている。
その中に、常に悪評を与え続けられている男がいる。
それが董卓だ。
彼が暴虐な悪役というキャラクターは既に日本の奈良時代には完成されていたようであり、
現在もおおむね正義の曹操や劉備に立ちはだかる最初の大ボスという立ち位置で相場は決まっている。
では、悪役董卓はどのようにして生まれたのだろうか。
そして、董卓は『三国志』の英雄達にどのような影響を与えたのだろうか。
本シリーズは、中国史に興味はあるが「複雑で覚えられない!!」という方に向けたものである。
専門用語や難読漢字が多い中国史は、確かに理解できるようになるまでに時間がかかる。
そこで本書はそうした難しい要素をできるだけ避け、人物の内面・心情に迫りながら中国史について理解を深めてもらうことを目的としている。
本書を手に取られた方は、エンターテイメントのような楽な気持ちで読んでいただければ幸いである。
著者… 以上まえがきより抜粋