さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
母が統合失調症を発症してから16年の月日がいつのまにか経っていた。
あっという間というよりは長く、当人も家族も思っていたよりも大変で、案外面白い日常。
100人に1人は発症する、と言われる「統合失調症」は、決して珍しい精神疾患ではない。
詳細もわからず、家族も四苦八苦しながら進めていた日常が、同じように発症してしまった方のご家族へのメッセージになればいいと考え、本書を書くことにした。
発症した当人も大変だが、それを支える家族も大変な時期をむかえることになる。
自分が16年の間にした経験から、少しでも情報を共有し、同じ病気を抱える家族のメッセージになれば、幸いだ。
長期化する治療に取り組む当人への心構え、どんなに大変な病気でも、向き合ってつきあっていくうちに楽しいこともある、ということをお伝えしたい。
【目次】
本書の使い方
統合失調症とは
第一部 発症期
第一章 母の発症
第二章 向き合い方は人それぞれ
第三章 離れていく人と離れない人
第二部 症状低迷期
第一章 薬とのつきあい方
第二章 再就職
第三章 医食同源
第三部 再発症
第一章 母の気持ちと家族の気持ち
第二章 孫の存在
第三章 できない事への葛藤
第四部 再々発症
第一章 きっかけは家族
第二章 祖母の介護
第三章 家族が守るべきものは
第五部 転換期
第一章 年齢からくる症状
第二章 きっと誰にでも可能性はある
第三章 理解できなくても向き合うこと
最終章 最も重要なことは
【著者紹介】
暁田春(アキタハル)
1986年12月生まれ東京都東村山市出身。
結婚後は育児に専念。
2児の母親として、子育てに奮闘中。
実家にたよりつつ、母や祖母との関りを模索する日々。