さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
「料理」は人類が火を獲得してから始まりました。
弥生時代には「焼く・煮る・蒸す」の料理が行われていたのです。
古墳時代に朝廷の中に天皇の食事を担当する部署があり、料理を仕事とする人がいました。
今から1700年以上前のことです。
そして「料理屋」は約250年前にできました。
江戸時代中期の頃です。
この時には有名な料理人が話題になり、料理屋のガイドブックもできていたそうですから驚きではないでしょうか。
「料理人」という職業はそれくらい歴史の長い職業です。
本書はそんな料理人を目指そうとする人、興味のある人、料理人を始めた新人に向けた本となっています。
知っておくべきこと、理解しておいた方が良いことなど現場の生々しい姿を、現役の料理人である私が赤裸々に書きとめました。
私は現場の知識や常識をまったく知らないでこの仕事を始めました。
そのため先輩方から「お前は常識がない!」と沢山怒られてしまったのです。
この本を読めば料理人と、飲食業界のことが理解できて私のような苦労をすることはないと思います。
これからの料理界について私なりの考えも書いてみました。
本書をご覧になった方のお力に少しでもなれたら本望です。
【目次抜粋】
現在 料理人の今
令和の料理人の現状
心得1 現場の今を知る それがすべての始まりだ
心得2 加速的に労働環境も変化しているのだ
心得3 今、料理人に求められることは?しっかりと認識しておけ
新人料理人の仕事
心得4 しっかり気持ちを管理してまずはやるべき仕事をおぼえろ
心得5 お店の特徴によって新人の仕事もさまざま まずはその店を知れ
心得6 やるべきことはやったのか?新人時代は必ず終わりがくる
料理人の全体像
心得7 料理人といっても様々である 色々な世界で活躍している
心得8 料理人も様々なように資格も様々 料理人の資格の種類を知っておけ
過去 平成の料理人の世界
未来令和の料理人をめざす人へ
【著者紹介】
明智聖太郎(アケチセイタロウ)
調理師学校を卒業と同時にドイツの日系ホテルで勤務する
帰国後、東京で懐石料理店にて25年以上勤務している