さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度)
【書籍説明】
新選組は芹沢鴨・新見錦・近藤勇の三人局長体制で活動を開始した。
御所の警備と京の都の治安維持という任務を正式に認められ、組織も整った。だが、芹沢と新見の横暴な振舞いは近藤はじめ土方歳三・山南敬助らとの対立を激化させた。
新選組の連日連夜の働きにも関わらず、尊王攘夷を唱える長州藩士や不逞浪士の暴行は止まない。京の人々は怯えきっていたが、追い討ちをかけるように花街で舞妓達が次々に殺される事件が起きた。
そんな中で、新選組隊士佐々木愛次郎が脱隊しようとして芹沢に斬殺された。不思議なことに、佐々木の恋人あかりも同じ日に殺された。
歳三はあかりの殺害が舞妓連続殺人と同じ手口であることに気づく。
舞妓連続殺人犯と新選組は関係があるのか?
テロの嵐が吹き荒れる京では、佐幕派が勢いを盛り返し禁門の政変が起きる。
歳三は新選組副長として舞妓連続殺人事件を追い、さらに芹沢派の粛清を図る。
【目次】
豆鶴無惨
お茶屋一柳
見世物小屋
あかり
局中法度
太刀筋
口封じ
禁門の政変
万寿屋雛乃
祇園山の緒
士道
雨夜の暗殺
… 以上まえがきより抜粋