10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。
まえがき
「他人は変えられない」そんな言葉を一度は耳にしたことがあるだろう。
この言葉には重要な要素が抜けている。
時間軸を用意したとして、そこにこの言葉が印をつけられるのは「今」だけだ。つまり抜け落ちている重要な要素というのは「時間」である。
だからこの言葉を噛みしめる人たちは余計に、人間関係の構築に苦手意識や難しさを感じるのではないだろうか。
この言葉は「傷つけられたり、困らされたりしている相手は、自分がどれだけそれによって苦しめられていても、相手は変わることはない」と断言している。
相手、すなわち理不尽な振る舞いを行う他人は。変わることなく、こちらの怒りや悲しみに気が付くことなく、自分は一方的な我慢を強いられる。
その理不尽さを飲み込めという言葉にしか聞こえないから、この言葉だけでは人間関係はうまくいくようにならない。
では、人間関係に困ったとき、どのように心を整えていけばいいのだろう。
【1】他人も自分も時間によって変わっていく
【2】過去の経験・体験は過去に置いてくること
【3】他人の犠牲になることはやめる
【4】脳を使って話をする
私はお世辞にも世渡り上手なタイプではない。
だから自分が人間関係で行き詰まった… 以上まえがきより抜粋