あらすじ『日本後紀』に続く正史「六国史」第四。仁明天皇の即位(833年)から崩御(850年)までを詳密に綴る。父嵯峨天皇が先鞭をつけた詩文興隆を始めとする王朝文化は一層華やいだものとなる一方、藤原北家が摂関家として権力を掌握してゆく……。平安朝初期繁栄期の理解に不可欠な重要史料の初の現代語訳。本巻は承和8(841)年までを描く。(講談社学術文庫)