◆冷酷な悪魔を信じた愚かな私……。
彼のプロポーズには、愛などなかった!◆フィオナはパーティ会場で、大富豪ジェームズにほほえみかけられ、
ついぽうっとなった。優雅な物腰で魅惑的な笑みを浮かべる彼が、
父の資産を奪った非情な実業家だとは、とても信じられない。
彼はフィオナに興味をひかれたらしく、すぐに誘いをかけてきた。
スコットランドの自分の城に遊びに来ないかと。
お城に住んでいるなんて、どれほどの大金持ちなの?
もし彼と仲良くなったら、父の工場を買い戻させてくれるかしら。
誘いに応じて城を訪れたフィオナは、
セクシーで野性的なジェームズの虜になる。
そして数日後、夢心地でプロポーズを承諾したが――