家が破産したビッキーは、大富豪ジャックの助けを借りるため
フロリダへ向かった。海賊を先祖にもつ彼がそのありかを知る
“幸運の杯”を捜し出し、その報酬を山分けする計画だ。
でも、いったいどんな顔で彼に会えばいいのかしら?
6年前、魔法のような8カ月を過ごしたのに
私が愛を口にした翌朝、姿を消したジャック……。
ホテルに現れた彼は夕日を浴びて古代ギリシアの彫像のように美しく、
ビッキーはつい見惚れた。彼に言われるまま部屋をキャンセルすると、
車に乗せられ、プライベートアイランドのホテルへ。
豪華な一室に案内されるなり、一緒にベッドに横になるよう言われ、
我に返った――それは、協力の見返りに体を差し出せということ?!