身に覚えのないことで訴訟を起こされたミラに救いの手を差しのべてくれたのは、研修医として赴任してきたばかりのカイル・ビンガムだった。訴訟相手の心ない言葉に動揺したある日、ミラは慰めを求めて彼と情熱的な一夜をともにする。カイルがビンガム一族のはみ出し者ビリーの婚外子で、自分のいとこの異母兄だと知りながら。翌朝、自分がしたことの恐ろしさにミラは身を震わせた。母のビンガム家に対する恨みや、職場での噂を思えば、カイルからなんとしても離れなくてはならない……。■愛に傷ついた過去を持つミラは、カイルとの関係を一夜かぎりのものにしようと決心します。ところが、そんな二人に思わぬ事件が持ち上がります。