あらすじ《赤の王》周防尊が束ねる、炎の“徴”を刻む少年たちの集団《吠舞羅》。彼らのホームであるバー『HOMRA』に、周防の高校時代の担任・櫛名穂波が、姪・アンナをともに現れた。両親を事故で亡くし、病のために施設に入院していたというその少女は、青い服をまとい、めずらしいものを見るように“キング”周防を凝視する。「ミコト」。周防の夢の中で彼の名を呼ぶアンナ――彼女は“王のなりそこない(ストレイン)”だった。