あらすじ平和が訪れたはずのアナトゥールに、また戦いが起こってしまったの。ラドルフ王国のアイシャ女王と一緒に、ノルーラン国の紛争調停に向かったあたしとシュラ王子は民族の独立のために戦う聖戦士(シェルザート)たちの砦で、緋色の髪と瞳(め)を持つ女戦士と出会ったのだけれど……。彼女の心は、深い悲しみと憎しみに閉ざされていたの。民族の“誇り”って、なんだろう……(講談社X文庫ホワイトハート)。