あらすじ慶応3年(1867)10月、徳川慶喜はついに“大政奉還”を断行した。しかし薩長との対立は少しも緩和されず、かえって幕府、会津、桑名の重臣から強く挙兵を迫られる。蟄居する慶喜……。家康から265年続いた徳川幕府は、この15代将軍を最後に終焉する。大正2年まで生きた慶喜の生涯、完結篇。