余韻が残る深い切なさ。
兄妹ネタにありがちな、実は血が繋がってませんでした、みたいな薄っぺらい展開じゃなくて読み応えがあった。一時逃避行するも、戻ってしまうところもリアル!
後半は葛藤に悩む苦しい場面が多かったけど、それがしっかり描写されているからこそ、ふたりの言動に重みがあった。
じーん...と胸が温かくなるお話。
少女漫画のいい意味であっさりしたキュンに飽きた人におすすめしたい。
わたしは、海際でお兄ちゃんが泣くシーンでとても泣きました。
ああぁ...本当によかった。話の展開がいちいちよかった。映画化して欲しい。