あらすじ清盛の疑いが漂太(遮那王)に向いていることを警告するため、牛若は病をおして鞍馬に駆け付ける。久々の再会に楽しく会話を交わす牛若だが、彼は己の死期を悟っていた。「平家を討つ!」 漂太とともに宣戦布告の矢である鏑矢を六波羅に向けて放つ牛若。が、鞍馬から戻った牛若は吐血して倒れ……? そして鞍馬寺には、漂太の天与の才を恐れる清盛が現れる。源氏を、侍を捨てた証しとして得度(とくど)して出家せよと迫るが!?