あらすじ平清盛の娘・徳子が天皇に嫁ぎ、平氏の勢力をさらに盤石なものにしていた。そんな中、源氏でありながら平清盛に仕える源頼政が鞍馬を訪れる。漂太(遮那王)に出会い、その才能を見出した頼政は、源氏の未来に希望をつなぐ。一方、久々に蔵を出た本物の牛若は、平氏の使者にその姿を見られてしまう。六波羅の調べが漂太にも及ぶと直感した牛若は鞍馬へと向かうが、病は着実に牛若の身体を蝕(むしば)んでいた……。