まさかの結末…
王位継承権を巡る争い、周囲に支えられて戴冠…なんてよくある話だし、親兄弟の骨肉の争いもよくあること。使い古されたネタ…とは言え、影武者にスポットを当てて描かれているのは目新しく面白かった。しかし人物描写というか心情描写が稚拙な感は否めない。そんな短絡的な…と思わざるを得ない行動のシーンも多い。人の生死については、漫画なら助かるシーンじゃない?!ってとこでもバッサリ死なせたりと、思い切りは良かったし、そこはリアリティもあった。キャラクターに感情移入しにくい作品かも。そして主人公はエリザベスなのかと思っていたら、最後の最後にアッサリ死ぬからビックリ。普通ならばロバートが死ぬシーンだし、それならありきたりになってたかもだし、ビックリさせてたかったんなら成功したとは思うけど…なんかここまで読んで、置いてけぼり感も。淡々と描き過ぎて読者置いてけぼりなとこがあるかも。