「“サボる防災”とは、防災をサボるのではありません。肩の力を抜いて、自分たちの足元を見つめ直し
将来の人たちのことも考えて、自分たちに合った心地のいい防災を作り上げてほしいのです。
それは生きる力そのものだと思います」(寒川 一)
感染症の蔓延、たび重なる自然災害は、暮らしを楽しむことを自重させる風潮をも、もたらしました。
だからこそ今提案したいのは、日常から始める「楽しく備える暮らし」です。
その鍵となるのは、キャンプとアウトドア。
これまでの防災術のマニュアル本とは異なり、日常生活と防災の意識を結びつける道具とスキルを伝え、
心豊かに生き抜く術を、アウトドアと防災のプロ・寒川さん夫婦の暮らしに学びます。
ふだんの暮らしから実用的に使えて、災害時にも確実に役立つ道具40アイテム以上を掲載。
いずれも、長年の経験から選び抜いた機能・デザイン性にこだわった道具で、試してみたくなること
請け合いです。さらに実践的なキャンプ術を応用して非常時に活かす知恵も紹介。
「キャンプギアが災害時には、こんなふうに役立って命を守ることができるんだ!」という、
重要な発見がたくさん見つかります。
自分と大切な家族を守るために、この時代に知っておきたい“防災キャンプ”のノウハウと
安心して毎日を楽しく送りたいすべての人へのメッセージを込めた一冊です。
1章 寒川さん夫婦の日々の暮らし
2章 未来へ伝えたい命を守る「防災キャンプ」
3章 日常として楽しむキャンプ
4章 災害時にも役立つふだん使いの道具
5章 「もしも」に備えて知っておきたい実践の知恵