あらすじヒロシマとイタリアをつなぐ<記憶>の旅。 わたしには名前が三つある。 光・S・エレオノーラ。 エレオノーラは、イタリア語で光という意味。 Sは何かって? ちょっと大げさな名前だからないしょにしてる。 2011年震災後、少女エリーは親戚のいるイタリアに少しの間避難する。おいしいものと温かい人たちに迎えられ人心地つくが、思いもよらない歴史に触れ、エリーの名前のSに込められた本当の意味を知ることになる。 戦争を乗り越えて生きてきた人々の“希望”を描く、ヒロシマとイタリアをつなぐ物語。