ようこそ、恐怖の“肉食系”ミステリーへ。
この島は何かがおかしい――
大手新聞社を定年退職した夜、連れて行かれたショーパブで一人の女性と出会った鮎子。
アサミと名乗る彼女はショーの演出を手がける立場で、出演ダンサーのオーディションを近々行うという。そのオーディションに立ち会って欲しいと、鮎子は初対面にもかかわらずなぜか頼み込まれる。
禁断の出会いをきっかけにアサミに翻弄される鮎子。新宿、浅草、バリ島を舞台に、アサミに心身をとりこまれた先で彼女が体験したのは、想像を絶する「宴」だった――
ようこそ、大藪賞作家が仕掛けた、世にもおぞましい“美食”の狂宴へ……!
【注意】全てが伏線。一行たりとも目を逸らしてはいけない。