海を越えてやってきた少年の冒険物語。
時は、16世紀中頃、村上水軍が、瀬戸内海を拠点に活躍した時代。
ある日、船乗りの父に連れられて、肌の色も、体付きも違う言葉を話さない少年ルソンが、カイトの家にやってきた。
「ようわからん」
言葉も通じないルソンに、とまどいを隠せないカイト。
ルソンは長い航海の末、奴隷として連れてこられたのだ。ルソンは、日本語を覚えるためにカイトの家に預けられた。ルソンは無表情で、何も話さない。
ある日、島のわんぱくたちが、ボロ船に乗って海に出ようと計画。カイトたちは、必死に止めようするが・・・・・・。