話題騒然の全英ベストセラー!
死亡率80%の新型ウイルスの流行で、都市封鎖されたロンドン。
その最中、肉を削ぎ落とされた人骨が発見され、第二、第三の殺人が――
現在と驚くほど酷似する世界――
2005年に出版を見送られた異色のミステリー!
「私は『ロックダウン』を脱稿した。しかしこの作品は出版に至らなかった。当時、英国の編集者たちは、H5N1型という見えない敵に包囲されたロンドンの描写は非現実的で、そんなこと起こるはずがないと思っていたのだ――」(本文・はじめにより)
死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。
数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、
仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。
人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、
直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人――
絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!?