「本質力」が未来に残る仕事をつくる――
ディーン&デルーカの日本躍進を導いたユニークな経営哲学の全て。
2003年の日本上陸以来、「食のセレクトショップ」というコンセプトとともに人気を博し、
いまやマーケットストアとカフェを合わせ、
全国で50店舗を超えるまでの成長を遂げたディーン&デルーカ。
ニューヨーク発のグローサリーストアがなぜ文化も食の好みも異なる日本で受け入れられたのか。
グローバルからローカルへ、どうブランドとして進化してきたのか。
その裏には、数々の「危機」と「失敗」を乗り越えてきたユニークな哲学(フィロソフィー)があった――
・ライバルは個人店
・一緒に食事したい人と仕事する
・根っこに1ミリのズレがあると、お客さまに届く時には1メートル、1キロまで開いている
・専門外だからこそ、枠を超えた発想が生まれる
・売られたケンカを買わないのも、ケンカの勝ち方のひとつ
・会社は「積み木」のように考える
・大は小を兼ねない
――ほか、これからのビジネスに不可欠な「本質力」のヒントが満載!
「事業は食と同じ。電子レンジで急速に温めるより、
オーブンでじっくり熱したほうが美味しさが長続きする」
横川正紀(MASAKI YOKOKAWA)
ウェルカムグループ代表。1972年東京生まれ。
京都精華大学美術学部建築学科卒業後、2000年に株式会社ジョージズファニチュア
(2010年に株式会社ウェルカムへ社名変更)を設立、DEAN & DELUCAやCIBONEなど
食とデザインの2つの軸で良質なライフスタイルを提案するブランドを多数展開。
その経験を活かし、商業施設やホテルのプロデュース、官民を超えた街づくりや
地域活性のコミュニティーづくりへと活動の幅を拡げている。
武蔵野美術大学非常勤講師。