「認知症になりたくない」。だれもが心の底から思うことです。
しかし現在、日本の85歳以上の40~80%が認知症を発症しているのが現実。
「認知症は、だれもがなり得る病気。もちろん予防は大切ですが、これからの時代、
発症後の症状の進行を抑えることや、その後の人生を幸せに生きていける環境をつくっていくことも大事になります」
今回、本書を制作するにあたって、あらためて取材した認知症の専門家の方たちの多くが口にされた言葉です。
とはいえ、できるなら認知症は予防したい!
毎日の生活のなかで気をつけるべきことがあるのなら、いまのうちから実践していきたい!
本書は、そんなみなさんに役立ててもらうための一冊。
ふだんの暮らしのなかの、寝る、嗅ぐ、噛む、聴く、食べるといった、なにげない生活習慣に、予防のポイントはあります。
楽しみながら認知症予防を実践し、認知症への理解を深め、認知症を怖れずにすみますように。
〈おもな内容〉
◯巻頭トピックス 最新研究 高血糖対策でもの忘れ改善!
●第1章 認知症にならない暮らし方
「アルツハイマー型」認知症は“よく寝て”防ぐ!
「香りを楽しむ」習慣で、脳を活性化!
「噛むこと」で、記憶力もやる気もアップ!
「聴力キープ」で、脳を老化させない!
●第2章 認知症にならない食べ方
「マインド食」で、認知症リスク減!
葉酸パワーで、脳の悪玉物質を減らす!
認知症を防ぐ「お手軽食事術」
認知症を防ぐごちそうレシピ19
●第3章 さまざまな認知症と、これからの対処法
レビー小体型認知症の見分け方&対策
特発性正常圧水頭症の見分け方&対策
慢性硬膜下血腫の見分け方&対策
高齢者型のてんかんの見分け方&対策
●第4章 「認知症の介護」大変だけれど、希望も見えた!
じつは、「感情」がキーワードだった!
「笑顔」の効果は、ここまですごい!
癒やしホルモン「オキシトシン」で、症状改善!
「ユマニチュード」で認知症の症状が劇的に改善!
●特別収録 脳の若さを保つ新常識
「覚える力」は高齢になっても衰えない!
「思い出す力」は鍛えれば取り戻せる!
脳の「ACC」を改善し、もの忘れを減らす!
「脳全体の衰え」を防ぐ実践術5