capeta（10）

こちらも普段は興味のないジャンルで食指がのびなかったのですが、曽田さんなら間違いないだろうと飛び込んで、やっぱり最高の興奮の渦に巻き込まれました
特に感動したのは、これまでの“破天荒で周りにも迷惑をかける天才”から、“突出した能力を持ちつつ周りとも共存する天才”に変わった事です
時代が、と言えば簡単ですが、そうではなく、作者のキャラクターへの愛と祈りを強く感じさせられました
ますます尊敬の念を強くした作品です

正直言って車やレースには興味ありません。F1見に行ったこともあるんですが、素人にはぐるぐる回ってるだけにしか見えず、気がつくと隅っこで固まって止まってたり（クラッシュてはない）順位の入れ替わりもめったになく楽しくありませんでした
なのでこの漫画は車というより、少年が夢に向かって突き進む物語として読み始め、そういう点では傑作でハマったのですが、かぺたが成長するとライバルの方がかっこよくて！
最終的にかぺたが勝つと「なんでやねーん！」となっています
彼のへこたれない姿は本当にすごい

何度読んでも感動するし、ドキドキするし、熱い気持ちや諦めない気持ちを思い出させてくれくれます。この本に元気付けられて乗り越えることができた現実の試練もあります。本当にバイブルみたいな本で、とてもオススメです！