あらすじ長き戦争の末、和平の証として、敵国の皇帝アシュレの元へと嫁いだリューリ。「世継ぎはお前との子でなくてもいい」――リューリを政治の駒としか思っていないアシュレは、リューリを愛することを一度は拒否するものの、次第に自分の中に芽生えた気持ちに気づき、戸惑う。絶対的な権力を持ち、冷酷非道と噂される皇帝アシュレが、本当に手に入れたいのはリューリの心だった。そんなある時、城に忍び込んできた男にリューリが連れ去られてしまい…。