「北朝鮮音楽」で独裁国家の謎を斬る!
秘密のベールに包まれた国、北朝鮮。
その内なる声を聞くため、筆者は「音楽」という独自の切り口で
5年間にわたり、かの国を追った。
なぜ、北朝鮮の音楽は「歌謡曲風」なのか。
なぜ、北朝鮮では「ロック」や「ジャズ」は拒絶されるのか。
なのになぜいま、「ロッキーのテーマ曲」を美女楽団に演奏させるようになったのか。
そうして筆者はある結論に辿り着いた。
「政治のために音楽を利用したのではなく、音楽マニアが国を治めた」
“独裁者”かつ“音楽狂”の思想がいま、明らかになる。
【目次】
序章 モランボン楽団の伝説公演
第1章 ピアノ教師との個人レッスン
第2章 将軍様と音楽
第3章 金正日のミュージシャン
第4章 「自由の風」を許した金正恩
第5章 次世代の「音」を求めて
【ご注意】※この作品はカラーのページを含みます。