大きく変貌する海峡を結ぶ鉄道事情と、鉄道人気の謎に迫る! テレビより面白い「車窓」を求めて汽車旅に出かけたくなる23編!
青函連絡船への郷愁と新たな青函トンネル、瀬戸大橋への期待に加え、文筆家歴10年以上となった宮脇が書き溜めたエッセイ集が『旅は自由席』である。話題は鉄道エッセイだけでなく多岐にわたり、家族や自身の人生論や趣味のモーツァルト鑑賞までに及び、鉄道一辺倒の作家ではない名編集者としての宮脇の教養の深さを著している。
『車窓はテレビより面白い』は、JR発足後の第三セクター鉄道を中心に全国のローカル鉄道から人気の寝台列車『北斗星』の豪華寝台個室「ロイヤル」の乗車記までの23編が収まっている。書名の“車窓はテレビより面白い”は宮脇の積年の想いを込めてつけたタイトルで、還暦を過ぎても今なお汽車に乗って車窓から目を凝らす宮脇の姿が浮かぶようだ。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。