あらすじ気がついたら女でいることを忘れてダラダラ過ごす主婦・里穂。夫の信次とはいつしか会話もほとんどなくなっていた。そんな、ある日。山崎と名乗る男から一通の書留が届いた。『貴女の幸せを祈っています』手紙にはそう書かれてあった。差出人に思い当たる人はいなかったが、里穂は不思議と胸をときめかせる。手紙が続けて届くうちに、いつか山崎に会いたいという気持ちが募る里穂。髪の毛を切り、洋服を買い、部屋を掃除し、思い切って山崎に返事の手紙を出したのだが…。