NEXTホリエモン世代起業家9人の物語
「ヒルズ族」という言葉まで生んだ、三木谷浩史、堀江貴文、藤田晋世代のベンチャー起業家が総じて、時価総額経営を盲信する拝金主義者であることは堀江、村上逮捕で白日の下に晒された。ITという業態もあって彼らの経営は一見斬新なイメージを受けるが、実は旧態依然としたドブ板営業が主体の企業だったのだ。ナナロク世代、GenerationZと呼ばれる彼らの次のクラスターが出現している。mixiの笠原健治社長(32歳)に代表される世代だ。かれらのビジネスはホリエモン世代と明らかに一線を画す。拝金主義より社会性を優先するメンタリティー、営業以上に徹底した技術志向、少数精鋭による確実なスモールビジネスの展開、楽しさの追求。2010年に日本市場を席巻しているであろう、ニュータイプの起業家達9人のノンフィクションです。
■エニグモ 須田将啓・田中禎人 代表取締役共同最高経営責任者
■ミクシィ(mixi) 笠原健治 代表取締役社長
■アブラハム・グループ・ホールディングス 高岡壮一郎 代表取締役社長
■ゼロスタートコミュニケーションズ 山崎徳之 代表取締役社長・羽田寛 代表取締役副社長
■チームラボ 猪子寿之 代表取締役社長
■ルーク19 渡辺明日香 代表取締役社長・飯島淳代 代表取締役副社長
■paperboy&co. 家入一真 代表取締役社長
■フォートラベル 津田全泰 代表取締役会長兼CCO
■はてな 近藤淳也 代表取締役社長
※注意書き 企業名・役職名は本書発刊時(2007年11月)のものです。