ゲージツ家クマさんが紡ぐ少年の友情と成長
第58回小学館児童出版文化賞受賞作家、
ゲージツ家クマさんが紡ぐ少年たちの友情と成長の物語。
「見えなくても確かに在るものって在るだろ?」
学校でも勉強にはいまいち集中出来ず、
だからといって運動や遊戯の時だって、
頭の中と身体がバラバラになってしまう・・・
犬が苦手で小心者の僕、ダダン。
親友のトキオが自転車につけてくれた弁当箱は、
「生きてる量をはかる」メーター、アンペア・メーターだった。
気が小さくて苦手なものだらけの
僕の中にも、アンペアは確かにあるんだ……
春休みの間の出会いと別れで、
少しだけ成長していく少年の物語。