あらすじ高1の影山紗凪は正義感が強く友達をいじめから守ったことで、今度は自分が標的になってしまいトラウマを抱えていた。それ以来、自分に嘘をついて周りに同調するために猫をかぶって過ごす日々。本当の自分を隠すため伊達メガネをかけていたのだが、ある日教室に忘れてしまう。翌日、急いで学校に向かうとクラスの人気者、保坂樹がそれを持っていて――。「俺の前では本音の影山でいて」彼と出会い、彼の言葉に救われ、紗凪は本当の自分を好きになっていく――。前に踏み出す姿に感動の青春恋愛小説。