鎌倉殿の足跡と辺境の日本史。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台「鎌倉・伊豆」が第一章に登場。源頼朝と北条政子が出会った韮山の豊富な史跡を踏破!ドラマでは市川猿之助が演じた「怪僧文覚」の修行伝承地などに加え、頼朝が本拠とした鎌倉も徹底取材。 第二章では、歴史に埋もれた「十三湊と安藤一族」に照射。抹消された歴史を拾い集めます。さらに著者が作家になる誓いを立てた太宰の碑に40年ぶりに訪れた感動シーンも。安藤一族が支配した「道南十二館」の取材のため津軽海峡を渡り、安藤氏とともに津軽海峡を渡った「不動明王像」、30万枚以上の古銭が出土した「志苔館」。巨大城館「勝山館」の威容から北方史の謎に迫ります。第四章の牡鹿半島では、安藤一族や護良親王に加え、伊達政宗が建造したサン・ファン・バウティスタ号の故地を取材。戊辰150年で訪れた下北半島では(第五章)、新天地・斗南藩で苦闘する旧会津藩の足跡を「斗南會津会」の方々の案内でめぐり、第六章「しまなみ海道紀行」では村上水軍が跋扈した瀬戸内海の歴史を、サイクリングで島々を巡り、潮流の変化を船上から眺め、来島城跡からの絶景に息をのむ様を綴りながら、悠久の歴史に迫ります。
※この作品はカラー写真が含まれます。