ミュージックサロン・モンクールのバンドマスター・大町俊とドラマーの秋山利通はさんざん女遊びを重ねた末にそれぞれ最愛の女を手に入れた。しかし、秋山は新妻の美代を心臓マヒで失い、大町も花野りえに逃げられた。傷心も束の間、さっそく昔の女好きが蘇ってくる。
これまで数多くの女を渡り歩いてきたモンクールのバンドマスターである大町俊とドラマーの秋山利通。ふたりはお互いに落ち込んでいた。
大町はあれこれの紆余曲折を経て、二度とお目にかかれないであろう官能的な花野りえに三行半を突きつけられてしまった。一方の秋山には、元ピンク女優でありながら処女だった美代と結婚するもわずか半年で、心臓マヒで他界してしまったのだ。落ち込むふたりだったが、そんなことでめげる色事師ではない。早速、芸者遊びを始めて、狙いをつけた芸者をものにしようと奮闘する。
さらに大町はモンクールの常連である中村房子というグラマラスな若い女に目をつけていた。ところが、中村房子は処女だった。しかも、「早く処女を捨てたい」という願望を持ってもいた。いつもだったら、据え膳食わぬは男の恥、とばかりにいただいていた大町だが、今回はなんと秋山に房子の最初の男になって欲しいと頼む。意外に思いながらも秋山はその境遇に興奮していくのだが・・・・。そして、衝撃の事実が明らかになる。