あらすじレンズ越しに捕まえた、きみ。高校時代から、心に留まったものを写真に収めていた折原。そんな折原の撮りたいと思うもののひとつに、井上がいた。学校でも目立つ存在でありながら、一匹狼だった井上はなぜか折原の隣にいることが多い…。戸惑いと特別な感情に心を揺さぶられていたが近づこうと思うほど井上の気持ちが見えなくなっていく――。どんな一瞬だって二人にとっては大切な時間。まわり道だらけの恋模様、一冊に。