あらすじ作家の中村は取材のために訪れた田舎町で異国の血が混ざった少年・睦月と出会う。焼き物の絵付けが見たいと言う中村のために睦月が絵筆をすべらせると、筆を焦点として不思議な幻想が現れて――祖父にしか見えないはずの幻想が中村には見えていると気づき、焦る睦月だったが…ココロ揺れ動く甘く優しい、4つの恋を一冊に。