※電子版は書き下ろしショートストーリー「とある伯爵令嬢のひとりごと」の特別付録つきです。
前世の記憶を思い出しました。
え? 私が悪役令嬢? 嘘でしょ!
ろくにストーリー覚えてないし、
乱立する破滅フラグを全部叩き折るなんて芸当、
私にはできる気がしない……
そうだ、
それならできる人にやってもらえばいいんじゃない!
って、証拠? 協力のメリット?
なにこれ、婚約者が鬼面接官化したっ!
なんとか人生をかけた試験は突破したけれど、
このままだと私は将来破滅するし、
殿下も黒歴史を作ることになるからね!
我が婚約者殿、頼んだよ! 作戦立案は任せた!