高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第13巻 高橋和巳 小説7『捨子物語』ほか

既刊(1-24巻)

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処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」など初期の習作短編に遺稿「三人の父」等を収録。 3度にわたって出版された処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」から、「月光」「淋しい男」「退屈に就いて―チエホフ小論」「老牛」「藪医者」「生ける朦朧」「罪」「森の王様」「子供たちに与う倨傲の歌」「コプラの歎き」「奇妙な終宴」「神よ、我れこの児を殺さむ」の初期短編13編に、未完の戯曲「不可能な三幕」、ラジオドラマ・シナリオ「詠み人知らず」、没後に雑誌「人間として」6号に収録された「国家――あるいは『幻の国』」「三人の父」を収録。 『捨子物語』が河出書房新社から単行本として発売されたのは1968年3月である。 その「あとがき」によれば「最初、京都大学在学中、たしか昭和二十七年、友人の小松左京、近藤龍茂らと出した同人誌に冒頭の一部を掲載し、ついで大学卒業後、多くの友人の援助によって、ごく少部数を印刷に付し、知友に配布した」と記されている。 冒頭の一部が掲載されたのは「現代文学」第一号(1952年10月)で、自費出版したのが足立書房版(1958年6月)である。 当巻では1952年の[初出版]、1958年の[足立書房版]、1968年の[決定版]の3種すべてを収録している。 高橋和巳が初めて書いた小説「片隅から」は、戦時中の工場動員をテーマに描かれたもので、「京大作家集団」のガリ刷りの作品集第三号(1950年3月)に発表され、後日「あの花この花と」と改題し、「文學界」1965年9月号に掲載されている。 解説は、文芸評論家・藤村耕治氏が務め、解題は和己巻の監修者を務める作家・太田代志朗氏が担当。 付録として「捨子物語」等の生原稿等を収録する。 ※この作品は一部カラー写真が含まれます。
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あらすじ

処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」など初期の習作短編に遺稿「三人の父」等を収録。 3度にわたって出版された処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」から、「月光」「淋しい男」「退屈に就いて―チエホフ小論」「老牛」「藪医者」「生ける朦朧」「罪」「森の王様」「子供たちに与う倨傲の歌」「コプラの歎き」「奇妙な終宴」「神よ、我れこの児を殺さむ」の初期短編13編に、未完の戯曲「不可能な三幕」、ラジオドラマ・シナリオ「詠み人知らず」、没後に雑誌「人間として」6号に収録された「国家――あるいは『幻の国』」「三人の父」を収録。 『捨子物語』が河出書房新社から単行本として発売されたのは1968年3月である。 その「あとがき」によれば「最初、京都大学在学中、たしか昭和二十七年、友人の小松左京、近藤龍茂らと出した同人誌に冒頭の一部を掲載し、ついで大学卒業後、多くの友人の援助によって、ごく少部数を印刷に付し、知友に配布した」と記されている。 冒頭の一部が掲載されたのは「現代文学」第一号(1952年10月)で、自費出版したのが足立書房版(1958年6月)である。 当巻では1952年の[初出版]、1958年の[足立書房版]、1968年の[決定版]の3種すべてを収録している。 高橋和巳が初めて書いた小説「片隅から」は、戦時中の工場動員をテーマに描かれたもので、「京大作家集団」のガリ刷りの作品集第三号(1950年3月)に発表され、後日「あの花この花と」と改題し、「文學界」1965年9月号に掲載されている。 解説は、文芸評論家・藤村耕治氏が務め、解題は和己巻の監修者を務める作家・太田代志朗氏が担当。 付録として「捨子物語」等の生原稿等を収録する。 ※この作品は一部カラー写真が含まれます。

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