「俺と結婚しないか」――建設会社の庶務課で働くまどかは、ある日エレベーターの中で、この会社の御曹司・長谷川にプロポーズをされる。その後連行されたのは、長谷川建設が手掛けた住宅展示場。なんとそこは、かつてまどかが描いた設計図をもとに建てられた家だった。まどかは、失恋のトラウマで二度と設計図を描けなくなってしまっていたのだった。「今から俺が、全力で君を口説かせてもらう」――彼の求婚宣言とともに、突然始まった溺愛の日々。さらには、毎晩のように行われる副社長室での特別指導に、まどかは身も心も翻弄されていき…。