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ヤンバルクイナにとって子育ては命がけです。
沖縄島北部にやんばるとよばれる森があります。
1981年に新種として発見されたヤンバルクイナは、世界中でこの森にしかすんでいません。
しかし、森の開発が進んで、ヤンバルクイナのすむ場所が少なくなり、その数は減ってしまっています。
また、とてもおくびょうな鳥なので、人間の前には、なかなか出てきません。
絶滅の危機に直面している、飛べない鳥。
10年かけて撮影された貴重な写真で、ヤンバルクイナの姿や生態、子育てのようすを紹介する写真絵本です。
【写真と文】江口欣照(えぐちよしてる)
1962年東京都生まれ。自然写真家。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。写真製版会社に勤務後、フリーの写真家として独立。野鳥や動物をメインに撮影し、教材、広告、書籍などに発表している。約10年間にわたって、やんばるの森に通い、ヤンバルクイナの撮影を行う。
(底本 2014年3月発行作品)
※この作品はカラー版です。