宇宙科学の最先端をゆくスペースシャトル『流星』が3人の宇宙飛行士を乗せたまま、50数年前の太平洋戦争真っ只中にタイムスリップした。彼らは山本五十六率いる大日本帝国海軍連合艦隊に協力し、21世紀の科学を駆使して新兵器を開発した。スーパー・ハイテクを搭載した潜水艦『大和』、そしてスペースシャトルを改造しての特殊潜行艇『信玄』。この脅威のハイテク艦の働きで、連合艦隊はミッドウェイで連戦連勝し、舞台はいま悲劇の島・ガダルカナルへと転戦した。はたしてハイテク艦はここでも歴史を変えることができるか。一方、アメリカ太平洋艦隊にも、期せずして日本と同じようなことが起きていた。なんと2人の宇宙飛行士が、タイムスリップしてきたのである。彼らも21世紀の科学を駆使して、超ジェット戦闘機『ブラックバード』を開発して日本に対抗してきた。時空の流れを大胆に飛び越えて、「太平洋戦争もうひとつの戦記」に挑戦する快作第4弾。