朝鮮民族統一の名のもとに端を発した第二次朝鮮戦争は、日米韓連合軍VS北朝鮮軍の構図の中、大被害を蒙ったのは日本だった。東京ドームジャックから始まり、国会議事堂への毒ガス弾発射、そしてついには狂気の原爆テポドンが東京ほか主要都市に落とされ、国中が未曾有のパニックに陥ったのである。しかし、自衛隊のF15とアメリカ軍のF16VS北朝鮮MIG29のドッグファイトは連合軍側の優勢に傾き、ついに北朝鮮軍は敗色に染まり始める。そこに介入してきたのが、大国のエゴイズムをむき出しにした中国軍とロシア太平洋艦隊だった。舞台はいよいよ泥沼化していく…。いつ起きてもおかしくない朝鮮半島情勢をシュミレートした、空前絶後の大パニック架空戦争の決定版。