またも原爆投下か!?北朝鮮の原爆を搭載したテポドン攻撃の脅しに屈して、国会は超法規的処置で安原彰彦以下の夢王新教幹部を北朝鮮に送還したが、脅しは現実と化した。原爆テポドンが首都圏ほか四都市に向けて発射され、日本は未曾有のプルトニウム・パニックに陥ったのである。そんな中、国家権力としての警察と、軍隊としての自衛隊が対立して衝突、自衛隊は反逆罪を背に出動しF15戦闘機が朝鮮半島および日本海上空にスクランブル発進し、北朝鮮空軍のミグ部隊と大空戦。テポドンの発進基地を爆撃して行く。が、なおも南進をつづける北朝鮮の最終目的は、日本民族を消滅させることにあった。手に汗にぎる展開は、今まさに起こりつつある北朝鮮の恐怖を、大胆にシミュレーションした近未来戦記小説、第三弾。