あらすじばいばい、恋した一度きりの夏。 「ばいばいみんな、また二学期にな」 それぞれの思いが花火のように夜空を染めた夏。 少女たちは、再び手を伸ばす。 心の奥に沈む、大切な月を掬えるようにと。 熱く駆けぬけた季節を終わらせ、もう一度歩き出せるようにと。 終わりはきっと、なにかの始まりだから。 短夜を彩る珠玉の「長篇」集。 ――だから、ばいばい、人生で一度きりの夏。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。