対馬沖での艦隊決戦と、ソ連の重要拠点であるウラジオストック急襲を経て、南日本軍と超機密自衛隊ことEGSDF(自衛隊試験評価群)は、いよいよ北日本軍に制圧されていた北海道全域の奪還に迫った。分断された日本を再統一する総仕上げとして、択捉島上陸作戦が始動。『大和』率いる南日本艦隊は上陸部隊を護衛しつつ北上していたが、そこに待ち受けていたのは宿命の好敵手ともいえる巨艦『武蔵』であった。一方、千島列島沖を航行する不審船を追ったEGSDFのF‐3に、ロシアの最新鋭ステルス機が襲いかかる。ここに、史上初のステルス機同士による、音速を超えた空中戦が始まった。『大和』と『武蔵』の最強決戦、そして蒼空を切り裂くステルス戦闘機対決の行方はいかに!?米ソの代理戦争で南北に分かれた日本を描く、迫真のリアル架空戦記シリーズ。驚愕のラストが待ち受ける最終章。