ステルス戦闘機F‐3、一〇式戦車、一五式機動戦闘車などの最新鋭兵器を擁するEGSDF(自衛隊試験評価群)は、超科学的現象により、1944年の日本に時空移動してしまう。そこは、第二次大戦の敗北により、日本が南北に分割された異世界であった…。米ソの代理戦争のごとき南北日本の内戦に巻き込まれたEGSDFは、南日本軍に加勢し、熾烈な攻防を繰り広げるが、ソ連の強力な後押しを受けた北日本軍に圧倒され、苦戦を強いられていた。『大和』対『武蔵』の史上最強戦艦対決の砲撃が海原を震わせ、ソ連戦車大部隊をわずか数両の自衛隊最新鋭MBTが迎え撃つ。そして、奮戦虚しく九州にまで追いつめられた南日本軍は、乾坤一擲の奇策とも言える仙台上陸作戦を決行するのだが…。鬼才・遙士伸が贈る自衛隊傑作シリーズ、白熱の第2弾。