北朝鮮の波動弾頭ミサイルによって昭和19年に飛ばされてしまった台湾海軍と海空自衛隊の連合機動部隊。最新兵器と空母三隻を擁する未来艦隊は日米戦に介入し、帝国海軍とともに米太平洋艦隊を撃破、アメリカ西海岸に肉迫しようとしていた。一方、劣勢の合衆国は突如ドイツと講和。その見返りにV2号を入手し、原爆による反抗を画策しはじめる。日台帝国艦隊は、太平洋の覇権を確実にすべく、パナマ運河攻撃に動き出す。だが、これをキャッチした米軍はパナマ湾口にV2号を大量配置、接近する日台帝国艦隊に向けて、遂に核攻撃の火蓋が切られた。日台帝国艦隊は炸裂する十三発の原爆からかろうじて逃れるが、その直後、未曾有の核エネルギーによって発生した超巨大ハリケーンが、日米両軍に襲いかかる。天佑か!?時ならぬ“神風”に乗じた日台帝国連合艦隊は、総攻撃を開始した!怒涛のシリーズ完結編。