2015年、陸海空三自衛隊の無血クーデターによって、完全な軍隊として生まれ変わった「日本国防軍」は、翌年の北朝鮮による武力侵攻を見事撃退。日本は、アジア諸国のリーダーとしての地位を確立させつつあった。だがその矢先、地下資源を巡るベトナムのサプラダ共和国侵攻が、隣国カンボジアを巻き込み、日本の武力介入という軍事紛争へと発展する。戦後初の空母『大和』、そして最新鋭機F100『剣龍』の猛攻により、ベトナム軍を完膚無きまでに叩いた日本であったが、動乱の隙を突いて、中国が日本に対して宣戦を布告。アジアの覇権を巡り、ついに日本と中国の死闘が始まった。日本海上に展開する中国海軍と、海空国防軍の激闘。飛来する弾道ミサイルを、はたして日本国防軍は防げるのか!?架空戦記の大人気作家が挑む新境地。現実と仮想が入り混じる、驚愕の近未来戦史シリーズ、第二弾。