一九四七年八月十五日、米英仏三国による空海合同演習が沖縄近海にて行なわれるという情報をつかんだ真・日本艦隊は、戦艦『武蔵』、空母『あかぎ』ら全艦隊を出動させ、乾坤一擲の復讐戦に挑んだ。『武蔵』の巨砲が仏海軍の戦艦部隊を撃破する中、宿敵米艦隊に向かって発動されたのは“復讐の太陽”作戦だった。『あかぎ』のF‐2CVの支援の下、F‐35Jが米艦隊上空に核爆弾を投下。遂に下された雪辱の鉄槌によって連合軍は壊滅し、歴史は変貌を遂げたのだ。およそ七十年後、台湾を植民地にしてアジア支配の楔としているアメリカに対し、日中韓を中心としたアジア連合はこれに対抗、再び戦火が燃え盛ろうとしていた。その尖兵は海自のF‐0こと『ニュー零戦』と、米空軍のF/A‐22。日米の精鋭による歴史を超えた対決がすぐそばまで迫っていた!過去、現代、未来の壮絶な戦乱を描く書下ろし第二弾。