時空の異変により、日本列島は分断され、西日本は1945年、太平洋戦争末期の戦乱の中に飛ばされた。取り残された2010年の日本では、日中間の緊張が限界に達し、東シナ海で中国東海艦隊と海上自衛隊第一護衛隊群が激突する。東海艦隊の奇襲により、危地に陥った第一護衛隊群であったが、超戦闘機F‐35Jを載せ、最新鋭兵装を施された空母『信濃』の活躍により、戦局を覆す。一方、1945年の世界では、和平の願いもかなわず、米軍の原子爆弾による本土攻撃の危機が迫っていた。最後の決戦に備え、未曾有の規模の米海軍大艦隊が沖縄に終結。同じく時空移転によって飛ばされたF/A‐18が待ち受ける決戦海上に、『大和』『こんごう』ら時空連合自衛隊の最終艦隊が出撃する!遙士伸が描くタイムスリップ戦記の新風、ここに完結。